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2024/11/24シミ・そばかす・肝斑について
【肝斑治療におすすめ】ピコトーニングの効果とは?原因から治療間隔・回数まで徹底解説
こんにちは、赤坂ビューティークリニックの青山です。

今回は、肝斑治療で注目されている「ピコトーニング」についてご紹介します。

肝斑は、シミの一種ですが、一般的なものとは異なり、治療が難しいとされています。

最近では、ピコトーニングという新しいレーザー治療が肝斑の改善に非常に効果的とされ、この治療法について「どんな効果があるのか」「どのくらいの間隔や回数で受ければ良いのか」といった疑問を持たれている方も多いかと思います。

この記事では、肝斑の原因や治療法、ピコトーニングの具体的な効果、そして治療の適切な間隔や回数について詳しく解説していきます。

さらに、治療における注意点や、最も気を付けるべきリスクである「白斑」についてもお伝えします。

肝斑治療を検討されている方にとって、役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までお読みください。

肝斑の原因とは?症状と正しい理解

肝斑は、顔の特定の部位に現れるシミの一種で、特に頬や額、鼻の周辺に左右対称に現れることが多いです。

肝斑の「肝」という名称は、肝臓の病気とは関係がありません。その形状が肝臓に似ているため、この名称がついているのです。

肝斑の主な原因は、皮膚への慢性的な刺激や炎症です。例えば、クレンジングや洗顔時に強くこすること、紫外線の影響、化粧品による刺激、さらにホルモンバランスの変動などが挙げられます。

特に、女性ホルモン(エストロゲン)の影響を強く受けるため、妊娠中や更年期に肝斑が悪化することが多いです。

また、長時間の日光曝露も肝斑の原因となります。紫外線が皮膚に炎症を引き起こし、メラニンの生成が促されることで色素沈着が進行します。

こうした要因によって、皮膚の毛細血管がダメージを受け、炎症を引き起こす結果、肝斑が発生するのです。

肝斑治療で重要なのは「炎症の抑制」

肝斑は、主に毛細血管の炎症が原因となって発生します。この炎症が広がることで、シミが悪化してしまうため、肝斑治療において最も重要なのは、炎症をいかに抑えるかという点です。

肝斑は、炎症によって引き起こされるため、強力なレーザーでの治療は逆効果です。強力なレーザーでかさぶたを作るような治療は、逆に炎症を悪化させ、肝斑が広がるリスクが高まります。そのため、肝斑の治療では「除去」よりも「鎮静」が必要です。

具体的には、トラネキサム酸(トランサミン)という抗炎症作用のある薬が有効です。トラネキサム酸は、内服薬や塗り薬として使用され、炎症を抑えることで肝斑の進行を防ぎます。

また、イオン導入などで皮膚に優しく浸透させる治療法も有効です。これにより、肌を鎮静化させ、肝斑を徐々に薄くすることが可能です。

肝斑治療におすすめのピコトーニングとは?効果とリスク

かつては、肝斑にレーザー治療を行うことは避けられていました。なぜなら、レーザーの強い光が刺激となり、かえって症状を悪化させるリスクがあったからです。

しかし、最近では「ピコトーニング」という新しい治療法が登場しました。この治療法は、従来のレーザーよりも非常に弱いエネルギーで照射を行うため、肝斑を悪化させることなく効果的に治療できるとされています。

ピコトーニングの特徴は、刺激を最小限に抑えることです。肝斑は、基本的に炎症を抑えて鎮静させることが重要ですが、ピコトーニングは弱い照射によって、炎症を引き起こさずに治療を行います。

とはいえ、照射の強度が高すぎると、逆に肝斑が悪化してしまう可能性があります。例えば、強いレーザーが効果的だと考えがちですが、実際には強すぎる治療はリスクが高いのです。

患者様の中には「せっかく治療を受けるなら、強く照射した方が良いのではないか?」と思う方もいますが、強力なレーザー照射は肝斑を増悪させることがあります。

そのため、ピコトーニングでは、強度よりも適切な弱いエネルギーで治療を行うことが非常に重要です。適切な強度で治療することで、肝斑を安全かつ効果的に改善できます。

ピコトーニングの間隔と回数:白斑回避のためにも10回まで

ピコトーニングは、照射が強すぎたり、施術の間隔が短すぎると、「白斑」と呼ばれる白抜けが生じることがあります。

特に、10日に1回など短いスパンで強いレーザーを当てると、白斑のリスクが高まるだけでなく、肝斑が刺激されて悪化する可能性もあるため、注意が必要です。

肝斑治療は、強力な治療が必ずしも効果をもたらすわけではなく、かえって悪化させることもあります。

ピコトーニングを安全かつ効果的に行うためには、初期段階では3週間おきの施術が推奨されます。2週間おきの施術でも可能な場合がありますが、これを続けると刺激が強すぎる可能性があるため、3週間おきが最適です。

施術回数としては、最大で10回程度を目安にしましょう。10回以上の治療を希望される場合は、医師と相談しながら適切な間隔で行うことが重要です。

10回の施術を終えた後は、肌を回復させるために、3か月程度の休息期間を設けることが大切です。肌を回復させながら治療を続けることで、肝斑の悪化を防ぐことができます。

この期間中、トラネキサム酸やビタミンCの内服に加え、美白成分ハイドロキノンを外用することで、さらに効果的に治療を進められます。

肝斑は毛細血管の炎症が原因で発生するため、根気強い治療が必要です。短期間で劇的な改善を期待するよりも、少しずつ長い時間をかけて治療を進めていくことが重要です。

焦って強力な治療を行うと、かえって症状が悪化する可能性があるため、慎重な治療が肝斑改善のカギとなります。

ドクターによる照射の重要性とクリニック選びのポイント

ピコトーニングでは、レーザーの強度や回数の調整が極めて重要です。多くのクリニックでは、看護師が照射を担当することが多いのですが、肝斑治療のように繊細な調整が必要なケースでは、医師が照射を行うことが望ましいです。

例えば、前回の治療と比べてパワーを上げるべきか下げるべきか、あるいは顔の左右で異なるパワー設定が必要かなど、微調整が求められる場合があります。

また、頬や額など、部位ごとに異なる肌状態に合わせてパワーを調整することも重要です。これらはすべて医師の経験と判断に基づいて行われます。

特に、ピコトーニングでは顔全体に約3,000発のレーザーを照射することがありますが、照射量の配分(頬や額などの部位ごとの照射量)も、経験豊富な医師でなければ適切に判断できません。

肝斑治療は非常に繊細で難しいため、治療を任せるクリニックを選ぶ際は、医師自身がレーザー照射を行っているかどうかを確認することが大切です。

信頼できるクリニックで、経験豊富な医師による照射を受けることで、肝斑治療の効果を最大限に引き出し、安全に治療を進めることができます。

総括:肝斑の原因とピコトーニングの効果

最後に、今回の内容をまとめます。

  • ● 肝斑の原因は皮膚への慢性的な刺激やホルモン変動による炎症である  
  • ● ピコトーニングは弱いレーザー照射で肝斑を鎮静させる治療法だが、強い刺激は逆効果となる  
  • ● ピコトーニングは3週間おき、最大10回程度を目安に行い、治療後は肌を休ませる期間を設けることが重要である  

肝斑治療には長期的な取り組みが求められます。適切な治療とケアを継続することで、安心して改善を目指すことができます。

赤坂ビューティークリニックでは、ピコトーニングをはじめとした肝斑治療を多くの患者様に提供しております。治療には根気が必要ですが、焦らず、じっくりと取り組むことで確実な効果が期待できます。

今後も、肝斑に悩む方や治療を検討されている方に向けて、役立つ情報をブログで発信していきますので、ぜひ次回の記事もチェックしてください。


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