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- 2024/11/16よくあるお悩み,アートメイクについて
- アートメイクを消すクリームの効果と安全な除去方法
こんにちは、赤坂ビューティークリニックの青山です。
アートメイクを入れたものの、デザインが気に入らなかったり、時間が経って変色してしまったりして、消したいと考えている方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、アートメイクを消すためのクリームやその他の除去方法について詳しく解説していきます。
セルフで行える方法やそのリスクについても触れていきます。ぜひ、参考にしてください。
アートメイクを消すクリームの効果と使用のポイント
アートメイクを消すクリーム、本当に効果があるのか気になりますよね?
また、どうやって使えば最も効果的にアートメイクを薄くできるのかも気になるポイントです。
ここでは、その効果と最適な使用方法について以下の2つのポイントに注目して詳しくお話します。
- 1.アートメイク除去クリームの主な成分とその効果
- 2.クリームを使ったアートメイクを消す手順と注意点
アートメイク除去クリームの主な成分とその効果
アートメイク除去クリームの成分としてよく知られているのが「トレチノイン」と「レチノール」です。
これらはビタミンAの誘導体であり、特にレチノールは「塗るピーリング」として知られています。
ビタミンAは肌に良いイメージがありますが、実際には肌の古い角質を剥がし、新しい肌への生まれ変わりを促進する強力な作用を持っています。このため、ニキビ治療やシミ改善にも使われることがあります。
トレチノインやレチノールは、肌の表面を徐々に薄くし、アートメイクの色素を分解する効果があります。ただし、これらを使うことで肌荒れが生じやすく、乾燥や赤み、皮むけが発生します。
これは意図的に肌荒れを起こし、肌のターンオーバーを活性化させるためのもので、数日後に効果が現れます。
また、光に当たると毒性を持つ光毒性もあるため、夜間に使用するのが望ましいです。妊娠中の方には使用が推奨されていません。
もう一つの成分として「ハイドロキノン」という美白剤があります。これは、アートメイクの色素を分解する効果がありますが、皮膚の浅い部分に施されたアートメイクに対して効果的です。
真皮の深い部分に色素が入り込んでいる場合、ハイドロキノンだけでは十分な効果を得られず、レーザー治療など他の除去方法を検討する必要があります。
クリームを使ったアートメイクを消す手順と注意点
アートメイクを消すためにクリームを使用する際は、まず事前のパッチテストが必須です。これは、肌に異常がないか確認するための重要な手順です。
クリームを直接塗布する前に、少量を腕などの目立たない部分に塗り、24時間経過後に異常がなければ本格的に使用を開始します。
クリームの効果を得るためには、定期的かつ継続的な使用が必要です。塗布したクリームは、肌に浸透してターンオーバーを促進し、アートメイクの色素を徐々に薄くしていきます。
しかし、効果を実感するまでには数週間から数ヶ月かかることが一般的で、すぐに結果が出るわけではありません。
注意点として、使用中に赤みやかゆみ、炎症などの肌トラブルが発生した場合は、直ちに使用を中止し、皮膚科の専門医に相談することが必要です。
また、特にアートメイクの色素が深い層に入っている場合は、クリームだけで完全に消すことは難しいため、その場合はレーザー治療など他の除去方法を検討する必要があります。
クリームはセルフで使用できる便利な方法ですが、使用中はしっかりとした肌の観察と適切なケアが欠かせません。
セルフでできるアートメイクを薄くする方法
アートメイクを消すためにクリームを使っても、思うような効果が得られないこともあります。そんな時は、他のセルフケア方法を試してみるのも一つの手です。
ここでは、以下の2つのポイントについて詳しくご紹介します。
- 1. クリーム以外のセルフで試せるアートメイク除去方法
- 2. セルフでのアートメイク除去時によくあるトラブルと対処法
クリーム以外のセルフで試せるアートメイク除去方法
アートメイクを薄くするために、クリーム以外のセルフケア方法もいくつかあります。まず、ピーリング石鹸やピーリング効果のある化粧水を使う方法が挙げられます。
これらはレチノールほど強力ではありませんが、肌の古い角質を少しずつ取り除き、ターンオーバーを促進することで、アートメイクの色素を徐々に薄くしていく効果が期待できます。
肌の代謝を上げることも、アートメイクを薄くする鍵です。代謝が活発になると、ターンオーバーが正常に働き、アートメイクが自然に薄くなりやすくなります。
そのため、保湿をしっかり行い、紫外線対策を徹底することが大切です。肌が乾燥するとターンオーバーが乱れ、アートメイクが消えにくくなるため、日常のスキンケアを怠らないようにしましょう。
これらのセルフケア方法は、即効性があるわけではありませんが、毎日のケアを続けることで少しずつ効果を実感できるでしょう。
セルフでのアートメイク除去時によくあるトラブルと対処法
セルフでアートメイクを除去する際には、特に肌トラブルが発生しやすいことがあります。
例えば、レチノールなどの代謝を促進するクリームは、赤みや炎症、ヒリヒリ感を引き起こすことがよくあります。これらの症状は、薬の作用によって肌が刺激を受けるため、ある程度は避けられないものです。
もし赤みや炎症が出た場合は、患部を冷やし、しっかりと保湿することが重要です。また、日中は必ず日焼け止めを塗り、紫外線を避けるようにしてください。レチノールを使用することで肌が敏感になるため、適切なケアが必要です。
一方で、ハイドロキノンを使用する場合は、通常ヒリヒリ感などの刺激は少ないですが、まれにアレルギー反応を起こすことがあります。
特にアレルギー体質の方は、使用前にパッチテストを行い、肌に異常がないか確認することをお勧めします。
どちらの成分を使用する場合でも、肌に違和感が生じた際は無理せず、早めに皮膚科の専門医に相談しましょう。セルフケアは手軽に行える反面、適切なケアと注意が必要です。
クリームで消えないアートメイクの除去方法
クリームを使ってアートメイクを消そうとしても、期待した効果が得られない場合、次に検討したいのは、もっと確実な除去方法です。
セルフケアに限界を感じたときこそ、プロの力を借りるタイミングかもしれません。
ここでは、以下の2つのポイントについて詳しく解説します。
- 1.レーザー治療や切除手術による確実なアートメイク除去
- 2.専門クリニックで行うアートメイク除去の利点とリスク
レーザー治療や切除手術による確実なアートメイク除去
セルフケアでクリームやピーリングを使っても、アートメイクの色素が完全に薄くならないことがあります。
特に色素が深く入っている場合や、何度も施術を重ねたアートメイクでは、セルフケアだけでは限界があることが多いです。
3〜6か月ほど試してみて効果が感じられない場合は、専門クリニックでのレーザー治療などを検討してみるとよいでしょう。
レーザー治療は、セルフケアに比べて高い効果が期待できる方法です。特に黒や青などの色素は比較的簡単に除去できると言われています。
しかし、緑やオレンジ、金や銀といった色素は取りにくく、色素の種類や入れ方によって治療回数が変わってきます。
手彫りか機械彫りか、また色素がどれほど深く入っているかにより、4〜5回の照射で済む場合もあれば、10回以上かかることもあります。
注意点として、レーザー治療にはダウンタイムがあり、施術後2〜3日間はヒリヒリしたり赤みが出たりすることがあります。
大きな痛みはないものの、1週間ほど乾燥やかさつきを感じることもあるため、施術後のケアが大切です。
また、1回のレーザー治療で完全に除去するのは難しく、複数回の治療が必要です。
切除手術も選択肢のひとつですが、最近では傷跡が残るためあまり一般的ではなく、レーザーでの除去が主流となっています。
クリニックでの除去方法は、自分に合った最適な方法を相談しながら選ぶことが重要です。
専門クリニックで行うアートメイク除去の利点とリスク
専門クリニックでアートメイクを除去する大きな利点は、レーザー治療を使うことで色素が深く入った部分まで確実に除去できる点です。
特に、黒や青といった色素だけでなく、最近では波長が対応しているため、緑や黄色、オレンジなど、以前は取りにくかった色も除去できるようになっています。
ただし、レーザー治療にはデメリットもあります。まず、1回の施術で終わることは少なく、複数回の治療が必要です。
1回施術した後は、次の治療まで約1か月半の間隔を空ける必要があるため、5回の治療を行うと1年近くかかってしまいます。また、通院回数が増えると当然コストも高くなります。
稀に、オーガニックの成分が使われた色素はレーザーで反応しないこともあります。そのため、レーザー治療を行っても必ずすべての色が取れるとは限りませんが、セルフケアよりははるかに高い効果が期待できます。
赤坂ビューティークリニックでは、レーザー以外にもアートメイク除去剤を使用するピーリングという方法も選べます。この方法は、唇にできたシミの除去にも応用可能で、レーザー治療が痛いと感じる方や、軽度の除去を希望される方におすすめです。
唇のシミや軽いアートメイクを除去したい場合には、この除去剤を使った治療も一つの選択肢です。
クリニックでの治療は専門的な対応が可能なため、セルフケアで効果が出にくい場合は、プロに相談することをお勧めします。
アートメイク除去後のケアと再施術に関する注意点
アートメイクを除去した後は、肌の回復をしっかりとサポートすることが、美しい仕上がりのために非常に大切です。
そして、もし再度アートメイクを施術する場合は、前回の経験を活かして、より慎重に計画を立てることが成功のカギとなります。
ここでは、次の2つの重要なポイントについて詳しくお話しします。
- 1.アートメイク除去後の肌のケア方法とダウンタイム
- 2.再度アートメイクを入れる前に知っておきたいこと
アートメイク除去後の肌のケア方法とダウンタイム
アートメイクを除去した後の肌は、非常に敏感になっています。このため、しっかりとしたケアが欠かせません。まずは保湿が最優先です。
特に純正のワセリンは刺激が少なく、保湿効果が高いのでおすすめです。肌を乾燥させないよう、丁寧にケアを続けることが大切です。
また、紫外線対策も怠らないようにしましょう。アートメイク除去後の肌はデリケートなので、紫外線を浴びるとダメージを受けやすく、シミや炎症の原因となることがあります。日焼け止めを活用し、できるだけ直射日光を避ける工夫が必要です。
さらに、肌に刺激を与えないように気をつけましょう。こすったり強く触れたりすると、回復が遅れる可能性がありますので、注意が必要です。
除去後は、定期的にクリニックで検診を受け、肌の回復状況を確認することも忘れずに行いましょう。
再度アートメイクを入れる前に知っておきたいこと
アートメイクを除去した後、再度施術を希望する方は多いですが、ここで大切なのは、肌を十分に休ませることです。
多くの方が除去後すぐに新たなアートメイクを入れたくなりますが、最低でも2ヶ月間は肌を休める期間を設けましょう。この期間が肌の回復を助け、次のアートメイクをより綺麗に仕上げるためにとても重要です。
さらに、再度アートメイクを入れる際は、デザインや色の選択にも慎重になることが求められます。前回の経験を振り返りながら、流行や個々の好みに合わせた選択を考えてみてください。
赤坂ビューティークリニックでは、看護師ごとの症例写真を確認できるため、仕上がりのイメージをつかみやすくなっています。
これからのアートメイクを成功させるためには、肌の状態とデザイン選びにしっかりと目を向け、後悔のない選択をしていきましょう。
総括:アートメイクを消すクリームの効果と安全な除去方法
最後に、今回の内容をまとめます。
- ● アートメイクを消すクリームは色素を薄くする効果があるものの、完全に消すのは難しく、根気が必要
- ● クリーム以外にもピーリングや紫外線対策がセルフケアとして有効だが、効果には個人差があり、トラブルも起こりやすい
- ● 確実に除去したい場合は、専門クリニックでのレーザー治療や手術を検討し、施術後のケアと次回の施術準備をしっかり行う
以上を参考にして、安全で自分に合ったアートメイク除去方法を選んでください。
いかがでしたでしょうか?
赤坂ビューティークリニックでは、アートメイクのシミュレーションを行っています。
いきなり施術を始めるのではなく、カウンセリングでしっかりお話を伺いながら、ペンで実際の仕上がりをシミュレーションして確認することができます。
これにより、施術後のイメージを事前に確認できるので、安心して検討していただけます。
また、シミュレーションを受けたからといって、必ず施術を受ける必要はありませんので、まずは気軽にご相談ください。
当クリニックでは、アートメイクに関するさまざまな情報を発信していますので、引き続きご覧いただけると嬉しいです。
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