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こんにちは、赤坂ビューティークリニックの青山です。
シミやそばかす、くすみでお悩みの方、『ピコレーザー』や『ピコトーニング』という治療法を耳にされたことはありませんか?
どちらも人気のレーザー治療ですが、実は種類や照射方法、効果、ダウンタイムなどが異なります。
この記事では、ピコレーザーとピコトーニングの違いを詳しく解説し、ピコトーニングのメリットとデメリットについてもお伝えします。
ぜひ最後までご覧いただき、ご自身に合った治療法選びの参考にしてください。
ピコレーザーとピコトーニングの違いとは?
ピコレーザーとピコトーニングは、どちらも肌のトラブルを改善するレーザー治療ですが、実はピコトーニングはピコレーザーの一種です。
ピコレーザーは、1兆分の1秒という極めて短い時間(ピコ秒)でレーザーを照射する技術で、従来のレーザー治療よりも肌への負担が少ないのが特徴です。
一方、ピコトーニングはそのピコレーザーの中でも、低出力で広く照射する治療方法です。
そのため、治療対象や効果、ダウンタイムなどが異なります。
ここでは以下の4点を詳しく見ていきましょう。
1.レーザーの種類と照射方法の違い
2.治療対象となる肌トラブルの違い
3.ダウンタイムや施術後のケアの違い
4.施術にかかる費用の違い
レーザーの種類と照射方法の違い
ピコレーザーとは、非常に短い照射時間で高いピークパワーを発揮するレーザー治療です。
この「ピコ秒」という単位は、一兆分の一秒という極めて短い時間を指します。この短い照射時間により、シミを効率的に分解することが可能です。
ピコレーザーは、その用途に応じて3つの種類に分類されます。毛穴や肌質の改善に特化したピコフラクショナル、特定のシミを集中的に治療するピコスポット、そして肝斑の治療を目的とし、顔全体のトーンを整えるピコトーニングがあります。
特にピコトーニングは、肝斑治療で広く知られており、肌全体のトーンを均一にする効果も期待できます。この治療は肝斑に限らず、一般的なシミの改善、毛穴の引き締め、肌のハリ感の向上にも効果を発揮します。
また、ピコトーニングでは異なる波長(例えば、755nmや1064nm)を使い分けることで、シミの深さや治療目的に応じたアプローチが可能です。
波長が短いほど浅い層に働きかけ、シミに対する即効性が高くなります。一方、波長が長いと肌の深い層にアプローチし、若返り効果(リジュビネーション)が期待できます。
赤坂ビューティークリニックでは、エンライトンという高品質なマシンを使用し、主に1064nmの波長を採用しています。
この波長は深い層に働きかけるため、シミの改善だけでなく肌のハリや艶、毛穴の改善にも効果をもたらします。シミと同時に若返り効果も得られるため、多くの患者様にご満足いただいております。
治療対象となる肌トラブルの違い
先程もお伝えしましたが、ピコレーザーには、ピコフラクショナル、ピコスポット、そしてピコトーニングという3つの種類があります。それぞれの特徴と肌トラブルの適用範囲は以下の通りです。
- ● ピコフラクショナル:肌に微細なレーザーを照射して、コラーゲンの生成を促進し、毛穴の開きや肌質の改善を目的とした治療です。特に、凹凸のある肌や小じわ、キメの乱れが気になる方に適しています。
- ● ピコスポット:特定のシミやそばかす、日焼けによる色素沈着を集中的に治療するためのレーザーです。シミの濃さや形状に合わせてレーザーをピンポイントで照射し、色素を効率的に分解します。
- ● ピコトーニング:主に肝斑の治療に使用される低出力レーザーで、顔全体に施術することで徐々に肝斑を薄くし、肌全体のトーンを整える治療法です。
この中で、特に有名なのがピコトーニングです。
ピコトーニングは、主に肝斑の治療に使用されるレーザーですが、実際には普通のシミやそばかす、さらにはADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と呼ばれる青みがかったアザにも効果を発揮します。
このように幅広い肌トラブルに対応できる点がピコトーニングの特徴です。
ピコトーニングでは、波長によって治療の深さを調整できます。例えば、755nmの波長は浅い層に作用し、シミやそばかすの改善に適しています。
一方、1064nmの波長は肌の深層まで届き、若返り効果(リジュビネーション)を促進します。深い波長を用いるとシミへの効果は少し弱まるものの、肌のハリや艶を向上させる効果が期待できます。
赤坂ビューティークリニックでは、エンライトンという高性能なマシンを使用し、主に1064nmの波長を採用しています。これにより、シミ治療と若返り効果を両立させることが可能です。
施術は、三週間に一度の頻度で、5~10回の継続治療が推奨されています。これにより、確かな効果を実感していただけるでしょう。
ダウンタイムや施術後のケアの違い
ピコレーザーの施術は種類によってダウンタイムの程度が異なります。
ピコフラクショナルは微細なレーザーを照射して肌の奥深くに働きかけるため、軽い赤みや腫れが数日続くことがあります。
一方、ピコスポットは特定のシミを集中的に治療する施術で、照射部分にかさぶたができる場合がありますが、1週間程度で自然に剥がれ落ちます。
ピコトーニングはこれらと比べてダウンタイムがほとんどない施術として知られていますが、稀に肌の代謝が高まることで脂漏性湿疹が現れる場合があります。
この場合は、こまめに水で顔を洗うことで通常3日程度で収まります。もし湿疹が気になる場合は、ロコイドなどの乳児湿疹用の弱いステロイドクリームを2~3日塗布すると症状が早く改善します。
また、施術後は一時的に肌が乾燥しやすくなるため、低刺激の化粧水や保湿剤でしっかりと保湿を行うことが重要です。さらに、施術後1週間程度は紫外線を避けるために日焼け止めを使用し、外出時は直射日光を防ぐ対策を心掛けてください。
これらのケアを行うことで、ピコレーザーの効果を最大限に引き出し、肌の状態をより良いものに保つことが可能です。
施術にかかる費用の違い
ピコレーザーの施術費用は、さまざまな要因によって異なります。
主なポイントとしては、照射回数、照射範囲、使用する機械の種類、そして施術を行う担当者がドクターか看護師かによって費用に差が出ます。
例えば、顔全体を対象にする場合、通常は2,000~3,000ショット程度が目安です。
また、ピコトーニングは保険適用外の治療であるため、料金設定はクリニックごとに異なります。さらに、使用される機械が正規品であるかどうかも費用に影響を与える重要な要素です。
赤坂ビューティークリニックでは、効果を最大限に引き出すために高品質な正規の機械を使用し、経験豊富な医師が施術を行います。そのため、費用についても安心してご相談いただけます。
施術を検討されている方は、事前に照射回数や範囲、使用機械について詳しく確認し、ご自身に合ったプランを選ぶことが大切です。
ピコトーニングの効果と期待できる改善点
美しい肌は、すべての女性に自信を与える大切な要素です。そんな理想の肌を叶えるために、ピコトーニングは、シミやくすみを改善し、透明感と明るさを取り戻すことを目指す方に最適な施術です。
この施術は、日々のスキンケアでは届かない肌の奥深くまでレーザーが働きかけ、細胞レベルで肌の輝きを引き出し、健康的で美しい肌へと導きます。
ここでは、ピコトーニングがもたらす3つの具体的な効果について詳しく解説します。
1.シミ・そばかすへの効果
2.くすみや肌質改善への効果
3.毛穴の開きへの効果
シミ・そばかすへの効果
ピコトーニングは、肝斑治療において広く知られたレーザー治療ですが、シミやそばかすへの対応についても重要な役割を果たします。
通常、シミやそばかすの治療にはIPL(フォト光照射)が用いられることが多いですが、肝斑と一般的なシミが混在している場合は注意が必要です。
肝斑は刺激に敏感で、IPLのように強い照射を行うと悪化することがあります。そのため、肝斑を含む混合型のシミに対しては、ピコトーニングとIPLを適切に組み合わせることが推奨されます。
具体的には、3週間おきにピコトーニングとIPLを交互に施術する方法です。この組み合わせは、肝斑を刺激せずに治療を進められるため、満足度が高い結果を得ることができます。
施術プランとしては、ピコトーニングとIPLをそれぞれ5回ずつ交互に受けるなど、患者様の症状や混ざり具合に合わせた調整が必要です。
このような方法を取ることで、シミやそばかすを効率よく改善しながら、肝斑を悪化させるリスクを最小限に抑えることが可能です。
赤坂ビューティークリニックでは、患者様の肌状態に合わせて最適な施術プランをご提案しています。肝斑やシミの混在にお悩みの方も、ぜひ一度ご相談ください。
くすみや肌質改善への効果
肝斑は肝臓が原因で生じるわけではなく、その名称は肝臓の形に似たくすみが見られることから名付けられています。
肝斑が発生する原因については完全には解明されていませんが、主に日常的な刺激やホルモンバランスの変動、日焼けなどが関与しているとされています。
特に肌を擦ることは肝斑の主な原因とされており、過剰なクレンジングやコットンの使用、最近ではマスクによる摩擦などが影響を与えると言われています。
これらの刺激が毛細血管に炎症を引き起こし、その炎症が色素沈着を助長し、くすみや肝斑を悪化させる可能性があります。
肝斑を予防し、改善するためには、日常生活の中での注意が重要です。肌を擦らないようにクレンジングを優しく行い、低刺激のスキンケア製品を使用することが推奨されます。
また、日焼け止めを使用して紫外線を避けることで、肝斑の悪化を防ぐことができます。
ピコトーニングは、こうしたくすみや肝斑に対して、刺激を最小限に抑えながら効果的に働きかける治療法です。肌の奥深くにアプローチし、明るく健康的な肌を取り戻すサポートをしてくれます。
毛穴の開きへの効果
ピコトーニングは、肝斑治療で知られるレーザーですが、毛穴の開きや肌のハリにも一定の効果が期待できます。
特に、1064ナノメートルの波長を用いたエンライトンのような機器では、肌の奥深くに熱を与えることで細胞が活性化され、毛穴の引き締めや小じわの改善、肌のハリ感向上といったリジュビネーション(若返り)効果が得られることがあります。
さらに、毛穴のケアに特化したレーザーとして「ピコフラクショナル」があります。これはピコトーニングよりも強力に作用し、毛穴の改善や肌質向上を目的としています。
ただし、肝斑がある場合には使用が適しているかどうか意見が分かれることが特徴です。一部の医師は、肝斑への照射を控えるべきとする一方で、問題なく施術可能だとする医師もいます。
赤坂ビューティークリニックでは、患者様の肌状態に合わせて慎重に施術を行っています。
例えば、肝斑のある患者様には、顔全体にはピコトーニングを用い、鼻の部分にのみピコフラクショナルを施す「ピコジェネシス」という治療法をご提供しています。
このピコジェネシスは、肝斑を刺激することなく、毛穴の引き締めや肌質改善の効果をバランスよく得られる施術です。肝斑と毛穴の両方に悩まれている方に特におすすめの方法です。
毛穴ケアにお悩みの方は、肌の状態や治療目的に合わせて最適な施術を提案する赤坂ビューティークリニックにぜひご相談ください。
ピコトーニングのメリット・デメリット
ピコトーニングの最大のメリットは、ダウンタイムがほとんどない点です。施術後すぐに普段通りの生活が可能なため、忙しい方にも最適な治療法と言えます。
また、顔全体に照射ができるため、肝斑の治療だけでなく、肌全体のトーンアップや透明感の向上、さらに毛穴の引き締めや小じわ、ハリの改善といった若返り効果も期待できます。
一方で、デメリットも考慮する必要があります。ピコトーニングは効果を実感するために複数回の施術が必要なケースが多く、継続的に通う必要があります。
また、保険適用外の治療であるため、費用の負担をしっかりと確認しておくことが大切です。
治療法を選択する際には、こうしたメリットとデメリットを十分に理解した上で、患者様一人ひとりに合った方法を選ぶことが重要です。
赤坂ビューティークリニックでは、専門の医師が丁寧にカウンセリングを行い、最適な治療プランをご提案しています。気になる点があればお気軽にご相談ください。
総括:ピコレーザーとピコトーニングの違い
最後に、今回の内容を簡潔にまとめます。
- ● ピコレーザー: 1兆分の1秒という短時間照射で肌への負担を軽減し、シミやそばかす、ニキビ跡など幅広い肌トラブルに効果的。使用目的に応じてピコフラクショナル、ピコスポット、ピコトーニングに分けられます。
- ● ピコトーニング: 低出力で広範囲に照射する治療法で、特に肝斑やくすみ、シミの改善に効果を発揮。肌全体のトーンアップや毛穴の引き締め、小じわやハリ感の向上といった若返り効果も期待できます。
- ● どの治療法もダウンタイムが少ない: 忙しい方でも日常生活に支障をきたさないため、多くの女性に適した治療法です。
これらのポイントをしっかり理解し、自分に合ったピコレーザーを選ぶことで、理想の美肌に近づくことができます。
毎日のスキンケアではアプローチできない肌悩みを解消し、透明感と輝きに満ちた肌を手に入れましょう。
自信に満ちた新しい自分と出会い、ポジティブで輝く日々をスタートさせませんか?
いかがでしたでしょうか?
今回は「ピコレーザー」と「ピコトーニング」の違いについて詳しくご紹介しました。シミやくすみ、肝斑など、美しい肌を目指すための治療法にはさまざまな選択肢があります。
赤坂ビューティークリニックでは、ピコレーザーやピコトーニングをはじめ、肌悩みの改善に役立つ治療法について正確で分かりやすい情報をお届けしています。
理想の肌を手に入れるために、ぜひ定期的にブログをご覧いただき、正しい知識を身につけていただければと思います。お悩みがある方は、お気軽に当クリニックへご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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