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遺伝性の鮫肌で、「魚鱗癬」というものがあります。普通(常染色体優勢遺伝)の魚鱗癬は100人に1人くらいの割合ですが、私の場合は、伴性劣勢(母親から男児に遺伝する)魚鱗癬で5000人に1名です。
この病気は、古い皮膚を垢にして落とす酵素が生まれつき遺伝で欠損している病気で、「小児特定疾患」、つまり、国指定の難病指定です。治療法がないので、保湿するしかありません。
残念ながら、製薬会社や医学部は、稀な疾患に対しては、お薬や治療法を開発しても患者さんが少ない病気は研究費の元が取れないので、「研究しようとはしない」、そもそも、「研究費の承認がもらえない」という悲しい現実があります。
ですので、元々、自分の肌の事があったから、美容皮膚科には非常に興味がありました。
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