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目の周り・目元のたるみの原因・メカニズムについて
「美しくありたい」と願う女性にとって重要な顔のパーツの一つとして目元が挙げられます。目を大きくパッチリとさせたいがために、化粧時間の大半を割く方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、化粧だけではカバーしきれないのが目元のたるみ。
いくらつけまつげをしたりアイラインやシャドウを使ったところで、シワやたるみが目立っては意味がありませんよね。
ここでは、目の周り・目元のたるみに悩む方へ、なぜ目元がたるむのか、何が原因なのかをご紹介します。
目次
1.目の周りでたるむのってどこ?たるみによる印象や見た目への影響とは
1-1.目の上・瞼(まぶた)
1-2.目の下・涙袋
1-3.目尻
2.目の周りがたるむ原因・メカニズムは?
2-1.コラーゲン・ヒアルロン酸の減少
2-2.目の周りの眼輪筋の衰え
2-3.眼窩脂肪のふくらみ
2-4.周辺の皮膚の乾燥
2-5.目の酷使によるまばたきの減少
2-6.血行不良
2-7.過剰なマッサージ
3.たるみが始まるのはいつ頃から?
3-1.コラーゲンの曲がり角は40代
3-2.20代でも起こりうる!?習慣によるたるみ
3-3.たるみが始まる時期まとめ
4.目元のたるみまとめ
1.目の周りでたるむのってどこ?たるみによる印象や見た目への影響とは
一言で「目の周り」「目元」と言っても、たるみが起こる部分はいくつかあり、人によって悩む箇所も異なります。
1-1.目の上・瞼(まぶた)
一つは目の上の瞼(まぶた)に当たる部分です。
まぶたのたるみにより、目が小さく見えるだけでなく、眠そう・目つきが悪そうなどネガティブな印象を与えてしまいます。
・目が腫れている、眠そうに見える
・まぶたが重くなり、目が小さく見える
・目が細くなり、目つきが悪く見える
・まぶたが目尻にかけてたるむことで、老けて見える
・目尻のシワの原因になる
1-2.目の下・涙袋
2つ目は目の下、いわゆる涙袋のあたりです。
目の下のたるみでは、クマのような影をつくるため、老けて見えるだけでなく、不健康に見える要因となります。
・涙袋の下に影ができ、クマがあるように見える
・目の下の脂肪により皮膚が下がり、シワの原因になる
・たるみが作る影により、目元がくぼんで疲れているように見える
1-3.目尻
3つ目が目の端を指す、目尻。
目尻のたるみは老けの代名詞、シワの原因になりかねません。
・目全体が「ハ」の字に下がり、老けて見える
・目の皮膚を下げるように引っ張り、目が細く見える
2.目の周りがたるむ原因・メカニズムは?
では、なぜ目の周りがたるむのか、原因を探ってみましょう。
2-1.コラーゲン・ヒアルロン酸の減少
ご存知の通り、皮膚を構成する組織としてコラーゲンやヒアルロン酸があります。
保湿や肌のハリ・弾力を生む働きを持つとされるコラーゲンやヒアルロン酸は、年齢を重ねることで減少していきます。
また、紫外線によるダメージは、コラーゲンの正常な構造を破壊するため、紫外線を多く受けた肌は本来の保湿力や弾性を失ってしまうのです。
これらの肌のクッションともいえる組織の減少や機能低下により、肌の弾力が失われ、たるんでしまうのです。
肌のたるみの原因について、特に皮膚内の構造や組織の働きを踏まえて解説していますのでご参考ください。
肌のたるみの原因を把握して根本解決!
2-2.目の周りの眼輪筋の衰え
目の周りは、表情筋の一つである「眼輪筋(がんりんきん)」と呼ばれる筋肉に囲まれています。
この眼輪筋は、まぶたを閉じる働き、涙嚢(るいのう/涙をためる部分)を開く働きを持っています。
年齢により眼輪筋が衰えることで、この筋肉によって支えられていた皮膚や脂肪が垂れ下がり、肌がたるんでしまうのです。
2-3.眼窩脂肪のふくらみ
眼球の下には、眼球のクッションとしての役割をもつ眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれる脂肪があります。
この脂肪組織は太っている、太っていない関わらず誰にでもあるものです。
しかしながら、加齢による眼輪筋の衰えやコラーゲンの減少により、眼球を支える力がなくなり、眼球に押し出されてしまうことで顔の表面に膨らんできてしまいます。
この「眼窩脂肪のふくらみ」が目の下をたるませる原因と言われています。
2-4.周辺の皮膚の乾燥
皮膚は潤いが不足することで縮んでしまいます。
加齢や紫外線によるコラーゲンの減少、新陳代謝の働きの衰えにより肌のハリが失われ、肌が縮み、たるみを生んでしまうのです。
2-5.目の酷使によるまばたきの減少
近年、パソコンでの仕事、スマートフォンの利用が加速していますが、人は画面に集中していると瞬きの回数が通常の4分の1に減少してしまうと言われています。
瞬きの回数が減ってしまうと、目が乾燥するだけでなく、眼輪筋などの表情筋の衰えを加速させてしまい、結果目元のたるみにつながってしまうのです。
2-6.血行不良
眼窩脂肪のふくらみがたるみを引き起こす要因の一つとご紹介しましたが、皮膚や筋肉の血行不良によってもたるみの進行を早めてしまいます。
皮膚組織の脂肪は、血行不良によるリンパ・血液の滞留により、新陳代謝が阻害されることで重量が増し、脂肪を支える筋肉や皮膚組織に過度な負担をかけてしまうのです。
筋肉の衰えやコラーゲンの減少と相まってたるみの原因となることを覚えておきましょう。
2-7.過剰なマッサージ
体をほぐす、血流を促す効果が期待されるマッサージですが、他の部位よりも皮膚が薄い目元には繊細な毛細血管があるため、やり方や頻度によっては注意が必要です。
自己流、高頻度、乱暴なマッサージは毛細血管を傷つけ、クマの原因となったり、皮膚組織の損傷によるたるみの原因となってしまいます。
3.たるみが始まるのはいつ頃から?
目の周りのたるみの原因を紹介しましたが、多くが加齢や老化によるものでした。
しかし、実際化粧や美容ケアでも重要な目元だからか、20代や30代の方にも「たるんでいるかも」とお悩みの方も多くいるようです。
ここでは目元のたるみがいつ頃から起きるのか、ご紹介します。
3-1.コラーゲンの曲がり角は40代
からだサポート研究所のレポートでは、「皮膚老化」という項目で年齢によるコラーゲンの減少を紹介しており、レポートでは40代からコラーゲン量が劇的に減少していくと説明しています。
実際に、皮膚中コラーゲン量は加齢に伴って40歳以降、年齢と共に有意に低下します(図3: Castelo-Branco ら, 1994)。これはコラーゲンの分解量が合成量を上回るためと考えられています。
コラーゲンは皮膚の弾力を保つ組織ですので、40代頃から「たるんできたかも」と感じるのはコラーゲンの減少によるハリの低下かもしれません。
3-2.20代でも起こりうる!?習慣によるたるみ
加齢によるたるみは筋肉や細胞・組織の老化によるため、若いうちはさほど「老けた」と感じることは少ないかもしれません。
しかし、たるみ自体は若い方でも習慣や体系の変化、日常の不摂生などでも起こりうるため、下記に該当していないかセルフチェックをしてみましょう。
・パソコンやスマートフォンなどの画面を長時間閲覧している
・運動不足や寝不足、食生活の乱れがある
・仕事やプライベート問わずストレスが多い
・目を強くこすることが多い
・体重が急激に落ちた
3-3.たるみが始まる時期まとめ
加齢による筋力や皮膚組織の衰えがたるみの主だった原因ではありますが、実は年齢だけでなく日常生活にもたるみの原因が潜んでいるため、若い方でも目元のたるみで悩む方がいるのです。
「まだ若いから」と油断せず、たるみの原因を知り、普段の習慣を改善していくことでたるみを予防することも大切と言えるでしょう。また、美しさを追求すると、「体系は細いほうが良い」と考える方もいるでしょうが、急激に体重を落とすと、伸びた皮膚がたるみの原因になってしまうこともあるので注意しましょう。
4.目元のたるみまとめ
いかがでしたでしょうか。
目元のたるみの原因を探ると、若い方でも起こりうることが分かります。
特に、日常生活でパソコンやスマートフォンを利用する方が多い昨今、目を酷使する方が増えていますが、「酷使する」割には目の周辺の筋肉は使われておらず、結果たるみの原因になってしまうことも。
ストレスや目の酷使は誰にでも身近な要因であるため、「たるみ」の原因が年齢だけでないことを理解しておくことが大切です。
赤坂ビューティークリニック 青山 秀和 院長
青山 秀和 院長
カウンセリングには時間をかけ、丁寧に説明をすることを心がけています。数多くの美容外科クリニックから当院を選んで頂いたことへの感謝を忘れず、またメリット・デメリットの両面をきちんと説明させていただきたいと思っています。決して、誇大広告はせず、お1人おひとりに合ったプランをご提供させていただきます。ご不安な点やご質問は、お話していただければ直接お答えしますし、お電話やメールでも承っておりますので、お気軽にご相談していただけたらと思っております。
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- 2016/03/04
- たるみ